社交ダンスの種類
社交ダンスはたくさんの踊りの種類(種目)があります。その数、全部でなんと14種目!今回はどんなものがあるのかご紹介していきます。
まずは大きな括りに分けると
- パーティダンス
- スタンダード(ボールルーム)
- ラテンアメリカン
に分けられます。
パーティダンス
名前の通りパーティで踊られるダンスです。比較的難易度が易しいものが多く、初心者の方が基本を習得するのにはもってこいです。しかし、最近パーティでは踊られなくなってしまった種目もあります。
- ブルース
4拍子のスローなテンポの音楽に合わせて男女が組んで踊ります。パーティーではお相手とお話しながら踊ったりもします。ゆっくりで移動しやすく回転も少なめなので、はじめて社交ダンスを踊る方にオススメの種目です。
- ジルバ
軽快な音楽に合わせて揺れたり、男性のリードで女性が回ったりする楽しいダンスです。リズム変化が少ないので踊りやすく、パーティーでもよく踊られます。
- マンボ
社交ダンスには珍しく、男女が組まずにずっと離れて踊ります。男性の踊ったステップを女性が見て、遅れて同じステップを踊ります。最近はパーティーで踊られることは少なくなりました。
- スクエアルンバ
ラテンアメリカンのルンバが主流になり、ダンスパーティーで踊られることはほぼなくなりました。ルンバと比べてリズムも取りやすく、組んだ状態で男女が一緒に移動するので、踊りやすい種目です。
ここからの10種目は競技会で踊られる種目となります。
スタンダード
スタンダード種目は、男女の距離を近く保ち、常にホールド(両腕で枠を作った状態)を組んで踊ります。競技会やデモンストレーションでは男性は燕尾服、女性はロングドレスを着て踊ります。エレガントなイメージ。
- ワルツ
3拍子のゆったりした音楽を使用し、なめらかで大きなスイングで踊られます。社交ダンスといえば、ワルツを想像する人が多く社交ダンスの代名詞的な存在です。スタンダードの人気No.1種目。
- タンゴ
アルゼンチン発祥の力強く情熱的な踊りです。スイングダンスではないため上下動はほとんどなく、静と動、動きのメリハリを付けるように踊ります。激しいネックアクションがあるのもポイント。
- ベニーズワルツ
早いテンポの3拍子の音楽で踊られます。別名ウィンナワルツ。宮廷舞踏会で踊られるのはこのベニーズワルツです。音楽のテンポが早く回転が多いのが少し難しく、競技会では上位クラスでしか踊られないため踊れる人は少ないです。音楽は素敵なものが多く踊ってみると楽しいですよ。
- スローフォックストロット
ブルースと同様に4拍子のゆっくりなテンポの音楽に合わせて踊ります。緩やかで流れていくような動きが特徴のダンスです。長いので「スロー」と省略して呼ばれることが多いです。
- クイックステップ
名前の通り速いテンポの音楽で踊ります。でも基本のステップはそんなに早くないのでご安心を。こちらも競技会では上位クラスでしか踊られないため、踊れる人は少なめ。上級者になると飛んだり跳ねたり走ったりかなり運動量のあるダンスになります。
ラテンアメリカン
ラテンアメリカン種目は男女の距離が組んだり離れたりと自由度が高いです。競技会やデモンストレーションの衣装は男性はワイルド、女性はセクシーなイメージ。
- チャチャチャ
軽快でノリがよく、スピード感とキレのある動きがかっこいいダンスです。足を交差させるロックアクションや足を揃えるシャッセといった動きが多いのが特徴です。
- サンバ
ブラジル発祥のサンバをイギリスで社交ダンス用にアレンジしたもの。バウンスアクションという弾むような動きが特徴で、スタンダード種目のようにフロアを移動していきます。
- ルンバ
ゆっくりなテンポの曲で男女間の愛を表現するダンスです。ラテンアメリカン種目は速いテンポのものが多い中、比較的ゆっくりなルンバは初心者やご年配の方でも踊りやすくパーティーでも人気の種目です。しかし意外と奥が深く上手に踊るのは難しい種目でもあります。
- パソドブレ
スペインの闘牛を模した、力強く激しい踊りです。男性はマタドール、女性はケープや牛・フラメンコダンサーを表現します。日本では「Espana Cani」の曲に合わせて踊られることが多く、ハイライトと言われる曲の盛り上がりでポーズをとることが多いです。
- ジャイブ
ロックンロールなどのアップテンポな音楽に合わせて、とても速いリズムで踊ります。キックのような動作や飛び跳ねているような動きが多く、踊るのはもちろん見るのも楽しい種目です。競技会では運動量がとても多く、最終種目として一番最後の疲れているときに踊るダンサー泣かせの種目でもあります。
以上が社交ダンスの全種目になります。たくさん種目があるので、好きな種目を選んで突き詰めて練習しても良いですし、まずは広く浅くトライしてみるのも良いでしょう。お気に入りの種目を見つけてダンスライフを楽しんで下さいね!
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